久しぶりに刺激的な映画を見た。映画ってすごいな〜、映画っていいなあ〜と素直に思った。あっという間に2時間が過ぎた。さらに驚くべきことに、昨年夏、石原家が熱中し、ロケ現場(ストックホルム)を観光した「ドラゴン・タトゥーの女」をこのデヴィッド・フィンチャー監督がリメイクするのだという。
しかも、そのヒロイン(リスベット・サランデル)役を、エリカ(上写真:左の女性)役だったルーニー・マーラが演じるのだという。石原家には、またひとつ楽しみが増えた。オリジナルではあまり描かれなかったリスベットのハッカー技能を、この監督の演出で見たいものだ。
P.S.
その後、映画「the social network」を頭の中で反芻していたら、主人公(ザッカーバーグ)の頭の中に、2chの板じゃないが、たくさんの思考スレッドが高速で走っているイメージが湧いてきた。人間の話す機能は、ひとつの口から言葉を発する仕組みである為、一度に、ひとつのアウトプットしかできない。マルチスレッドの彼は、たくさんの状況を平行処理しながら話すので早口になる。彼の中では極めて厳密に、論理的につながっている話が、他人にはディスクリート(バラバラ)に聞こえる。そのズレが、彼に対話障害(アスペルガー症候群)を起こさせる。そんなことまで監督は考え抜いていたのだろう。