イベリア半島の南端にジブラルタルはあり、海峡を挟んで約20km先にはアフリカ大陸が見える。ジブラルタル観光名所は「ザ・ロック」と呼ばれる岩山と、そこに棲息する猿。
ガイドのアーサーさんは、猿と仲がよい。アーサーさんは、戦争中に戦渦をのがれる船の中で生まれ、その船長の名前をもらったという。ジブラルタルの歴史は数多くの戦争の歴史でもあり、彼の歴史も複雑で深い。現在ジブラルタルは、イギリス領土であり、スペインとの関係は複雑である。
小説「ミレニアム」においてリスベット・サランデルも、この地を訪れ、猿と戯れている。猿は、現在300頭ほどで6つのファミリーがあり、猿の世話はイギリス陸軍砲兵隊が行っているという。