『祈りと怪物』は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ書き下ろしの新作劇。
2回の休憩を挟んでの3時間40分、という長い劇であったが、全く冗長なところはなく、一気に最後まで楽しめる作品だった。
構成のしっかりした上質の幻想小説を読んでいるような感触。どこにも破綻が無く、過不足無く綺麗に終幕。もっと、不条理で支離滅裂なものを想像していたので、これまで見てきたケラ作品とは随分違った印象を受けた。1月には、蜷川演出の同作品の上演があるという。Nは、見比べたいと積極的。
パキオテ(大倉孝二)の口癖「あ〜〜そう」が、我が家の口癖になりつつある。