『祈りと怪物』〜Ninagawa version

『祈りと怪物』〜KERA versionを昨年末に見て、今度はNinagawa versionを見る。こうして、ひとつの作品を2種類の演出で、ほぼ同時期に見比べるというのはとても面白い。あまり演劇に興味が無かった我々にとっては、新鮮な体験。夜遅くまで焼酎(佐藤の黒)を飲みながら、『あっちがいい、こっちがいい』と議論するのは、なんだか久しぶり。

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「ミ」も「フタ」もない結論から言うと、内容ではKERA version、ビジネスではNinagawa version。もちろんチケットはどちらも完売のようだが、その後の付加価値が違うし、メディアも取り上げ方が違う。世界の蜷川+ジャニーズ(森田剛)の力は絶大で、観客の層も随分違っていた。

少し「ミ」のある結論を言うと、舞台装置や映像の演出、音楽(Pascals)の絡み、全てKERA versionが勝っている。役者もドン・ガラス役の生瀬勝久、メメ役の犬山イヌコ、アリスト役のマギー、パキオテ役の大倉孝二、グンナル神父役の西岡徳馬、が傑出しており、それに対するNinagawa版の役者達は素人目にも練習不足感あり。好色で残忍非道なドン・ガラスが口にする「倫理」を正しく理解していない、とTは思っている。

一方、Nは興業として、とても正しい戦略(仕掛け、キャスティング)で成功しているから偉い、と言う。確かに、我々がこうして2種類の演出を見て、2種類のパンフを買い、演劇を論じているのだから・・・。

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