映画『ホビット〜竜に奪われた王国』@六本木ヒルズ。
指輪ファンとしては欠かせない一作。ストーリー云々よりも、息をもつかせぬ展開で、樽に入って激流を下るような、ハラハラドキドキ、あっと言う間に「つづく」となる、、、ホビット三部作の第二部だ。
ストーリーを云々すると、あれ?エルフのアーチャー「レゴラス」とか、闇の王「サルマン」とか、原作で出てきてたかな???疑問符が多いので、原作を読み直してみると、やはりピーター・ジャクソンが付け足したようだ。
私が持っている原作本の表紙を飾っている絵は、J.R.R.トールキンが自ら描いた「樽に入って川下りの図」 ↓
なんだか、穏やかな冒険で楽しそうだ。
また、「竜(スマウグ)と対話するビルボ」の絵も、トールキンの愛情が感じられる。真ん中で光っているのはおそらく「アーケン石」だろう。↓
決して、映画がダメなのではなく、必ず第三部も見に行くに決まっているのだが、やっぱり作り手によって、いろいろな表現が生まれるのだと、つくづく感じる。
しかし、今回のビルボ・バギンズ、指輪の時より、存在感が薄いな。
Nは、ビルボ達が巨大蜘蛛に襲われるシーンを怖がっていた。トールキンは、息子が蜘蛛嫌いだったので、息子を怖がらせる為に、ああいうストーリーをつくったのだという。ちょっと意地悪な父さんだ。