カテゴリー: 北欧紀行

ガムラスタン旧市街〜ノーベル博物館

旧市街(=ガムラスタン)の石畳を抜けると・・・

ノーベル博物館があり・・・

アルフレッド・ノーベルの功績が、様々なオーディオ・ビジュアルでプレゼンテーションされているが・・・

やはり本物のダイナマイト展示に強く惹かれる。

ストックホルム現代美術館

シェップスホルメン島にある現代美術館のコレクションは、素晴らしく、近代後期から現代への鍵となる作品が多数展示されていた。中でもTの興味を惹いたのは・・・

マルセル・デュシャンの「自転車の車輪」と

ナム・ジュン・パイクの「TV chair」・・・

ルネ・マグリットの「靴の絵」などが、かなり無造作に展示されていて、デジカメ撮影にも寛容。屋外には、ジーン・ティングエリー(Jean Tinguely)とニキ・ドゥ・サンファロ(Niki de Saint Phallo)の手による動く彫刻が目を惹く。制作年を考えるともう40年以上も動いているのか・・・と驚く。

グスタフスベリ(Gustavsberg)

バスでグスタフスベリという町へ。17世紀のレンガ工場であった地から、製陶が始まりウィルヘルム・コーゲ、スティグ・リンドベリ、リサ・ラーソンといった優れたアーティストを生み出していった。

リサ・ラーソンの作品展示 ↓

Nが気に入ったコーゲのオブジェ ↓

移動は地下鉄とバス、そしてiPhone

ストックホルムの移動は、地下鉄とバスが便利。

そして、iPhoneのMap機能が欠かせない。Nはこの機能に夢中だが、海外ローミングのコストがかかるのをちょっと気にしている。

リスベット・サランデルの住居

小説『ミレニアム』の主人公、リスベット・サランデルが第一巻で手にしたお金で購入した住居、とされている、セーデルマルム島北東部の高級住宅。

そして、リスベットが友達のミリアム・ウーとよく食事をしたという設定のレストラン「風車」 ↓

ミカエルの住居を探す

いよいよ今回の旅の目的の一つ、小説「ミレニアム」に描かれたミカエル・ブルムクヴィストの住居を探す。前にグーグルマップのストリートビューで当たりをつけたのが以下の場所。

そして、今回実際に到着した場所が ↓

ほぼ同じ場所まで来た/

さらに写真中央にあるグレイの鉄骨の橋に注目。

逆から見るとこんな感じで・・・

この不思議な橋を渡って

 

この3階のかど部屋あたりが、ミカエルの住居らしい。

ということで、小説中の架空の住居は、素晴らしい景観と不思議な雰囲気を持ったところでした。偶然、この通りの先に豪華客船「クイーン・ヴィクトリア」号が見えて・・・TもNも満足。

森に埋められる幸せ

ストックホルム郊外に「森の墓地」はある。20世紀以降の建築(エリック・グンナー・アスプルンドによる/Erik Gunner Asplund)としては初めて世界遺産に登録された。市が運営するこの共同墓地は、名も無く土に還りたい人も受け入れている。宗教色がない自然な死の有様と、それを受け入れる森は、死者にとって最も幸せな場所に感じる。

グレタ・ガルボもここに眠る。

バルト海の島々

どうしてこんなにたくさんの島があるのか?と疑問に思える程、島の数が多い。ストックホルム周辺だけでも大小24000個の島があるという。島々に別荘を持っている人も多く、島々を定期船が巡回するらしい。

船は、その島々を縫ってストックホルム港に到着する。