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高村薫『神の火』(1991)

Nが昔読んだ本の中から「これ読んでみる?」と出してきたのが5月頃だった。多分、311地震がなかったら、読むこともなかったのかもしれない。高村薫を読むのは3冊目。やっと飛行機の中で読了。

90年代初期に原発の本質を、小説で、ここまで詳しく書いた本があることにまず驚く。そして、地震にしろ、テロにしろ、原発は意外と脆く、しかも被害は計り知れないことに読者は気づく。

「自分が盗んだ火は、自分で消し、神に返す。」と主人公に言わせるところで、作者の意図は達せられたと感じる。でも、小説としては「李歐(りおう)」の方が面白かったな。

ミロ美術館

バルセロナ出身の偉大なる美術家は、まだまだいる。ジョアン・ミロ(1893〜1983)もそうだ。バルセロナ最後の観光は、ミロ美術館(1975年に建設)になった。

ルイジアナ美術館で出会ったミロ彫刻を気に入ったNは、ここでも記念撮影。

館内では撮影禁止(かつては自由だったらしい)。

屋外彫刻は撮影可。というわけではないが、我々はミロの絵画よりも彫刻の方が好きかもしれない。

ミース記念館

1929年バルセロナ万国博で建設されたドイツ館は、ミース・ファン・デル・ローエによって建設され、万博終了後に取り壊されたが1986年に同じ場所にミース記念館として復元された。

鉄とガラスのインターナショナル建築の起源。ここには直線しかない。あまりにも何も無さすぎて、ミニマルアート作品のよう。いや、この建築物が面白いのではなく、ガウディと同居してあるというコントラスト、バルセロナという都市が面白い。

Cap de Creus

Cap de Creus(キャップ・ド・クレウス)はスペイン最東端に位置する自然保護区で、フランス国境までは25km。ピレネー山脈の東端に位置し、季節によっては山を越えて強い北風が吹くせいで、小さい木しか育たず、非常に岩が多い乾燥した地域だ。手つかずの自然が残っていて、小さな入り江はとても美しい。灯台の近くにあるレストランでは、トレッキングにやって来たマルセイユのおばちゃん軍団に出会った。どこの国もおばちゃんたちは元気だ。

スペイン最東端の灯台。

ダリ美術館@フィゲラス

フィゲラスにあるダリ美術館。タマゴがシンボル。

膨大な作品量、バリエーション、試行錯誤。

でも、なんだか、このガラ夫人と、

パンの絵に、シュルレアリスムの根源を感じた。

そして、ダリが、当時の最先端であるインテグラル・ホログラムに強い関心を寄せていたことがよくわかった。だまし絵、立体視、錯視、などの延長線上に、この技術があったのだろう。今、生きていたら3D映画に取り組んでいただろうか?

しかし、ダリはこの膨大な現在進行形の作品群の下で眠っている(1904〜1989)。

Park Guell(グエル公園)

グエル伯爵とガウディがともに構想してつくりあげた分譲住宅(1900〜1914年)。1984年、世界遺産。さっと歩いて回れるような大きさではない。ゆっくりまわれば2〜3時間くらいかかるだろう。

遠くにみえる尖塔は、ガウディが住んでいた邸宅。

このように「ドラゴンの噴水」の前で写真が撮りたい人が、たくさんいる。。

マクドナルド@バルセロナ

「今日の朝ご飯はフィレオフィッシュにしよう」と買いに。黒マックだ。

レジで「フィレオフィッシュ、ふたつ(指で二つと合図)。」で通じてしまった(全部日本語)。

15分ほどかかったが、揚げたてのフィレオフィッシュは、とてもおいしかった。