Nが昔読んだ本の中から「これ読んでみる?」と出してきたのが5月頃だった。多分、311地震がなかったら、読むこともなかったのかもしれない。高村薫を読むのは3冊目。やっと飛行機の中で読了。

90年代初期に原発の本質を、小説で、ここまで詳しく書いた本があることにまず驚く。そして、地震にしろ、テロにしろ、原発は意外と脆く、しかも被害は計り知れないことに読者は気づく。
「自分が盗んだ火は、自分で消し、神に返す。」と主人公に言わせるところで、作者の意図は達せられたと感じる。でも、小説としては「李歐(りおう)」の方が面白かったな。
反対側の座席だとマッターホルンが見えたらしいが・・・。
ルイジアナ美術館で出会ったミロ彫刻を気に入ったNは、ここでも記念撮影。
館内では撮影禁止(かつては自由だったらしい)。
屋外彫刻は撮影可。というわけではないが、我々はミロの絵画よりも彫刻の方が好きかもしれない。






スペイン最東端の灯台。

老後は、こういう場所で画廊でもやりながら・・・という考えは石原家にはないけど、いいなあ、と思う。


膨大な作品量、バリエーション、試行錯誤。
でも、なんだか、このガラ夫人と、
パンの絵に、シュルレアリスムの根源を感じた。
そして、ダリが、当時の最先端であるインテグラル・ホログラムに強い関心を寄せていたことがよくわかった。だまし絵、立体視、錯視、などの延長線上に、この技術があったのだろう。今、生きていたら3D映画に取り組んでいただろうか?
しかし、ダリはこの膨大な現在進行形の作品群の下で眠っている(1904〜1989)。


遠くにみえる尖塔は、ガウディが住んでいた邸宅。


